鹿児島県は28日、環太平洋連携協定(TPP)に参加した場合、県内農林水産業や関連産業、地域経済に計4403億円の損失が出るという影響試算を発表した。サトウキビはすべて外国産に置き換わるなど、県内に影響が大きい9品目の農産物生産額は1337億円の損失。算定の基準とした2008年農業産出額より32%減る。県が10年11月に発表したTPP参加の県内損失額試算は5667億円で、前回よりは1264億円損失が減った。
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