薩摩・大隅両半島を結ぶ「錦江湾(鹿児島湾)横断交通ネットワーク」構想は2013年、節目を迎えようとしている。民間資金活用を念頭に伊藤祐一郎知事は「直轄事業となり国費が半分入れば、財政面では成り立つ」と期待を寄せる。安倍政権が経済対策を視野に公共事業を柱とした大型予算を組む可能性が高いため、伊藤知事は「2、3年が最大のチャンス」とする。一方、大規模事業の採択には、地元の熱意が重要な判断材料となることから、実現には「県民の総意が欠かせない」と話す。
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