鹿児島大学水産学部の西隆一郎教授(51)=海岸環境=の研究グループは11日、屋久島で産卵したアカウミガメを福岡県に陸送後、衛星発信器を付けて放流したところ、約8カ月かけて屋久島周辺へ戻った回遊経路が分かったと発表した。移動は計千数百キロで、西教授は「一度産卵した特定の砂浜に固執する習性を証明する貴重なデータを収集できた」としている。
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